ハゲを筆頭として、背が低い、口が臭い、デブ、ブス…等々、人間には様々なコンプレックスがあるもんです。まあ大抵は本人が気にしてるほど他人は気にしちゃあいないもんなんですが、それでも本人にとっては非常に深刻に悩んじゃったりしちゃう問題だったりすることがままあるわけで。そんなコンプレックスを持つ人が居続ける限りビッグ・マネーをガッポガッポ生み出してしまうのがコンプレックス産業。今やこの世に存在する全てのコンプレックスに対して、それにつけこんだコンプレックス産業が存在するんじゃないかというくらい沢山のコンプレックス解消業、コンプレックス解消グッズ等が次々に生み出されています。
そんなコンプレックス産業の中でも花形といえばやはり女性にとってはダイエット&脱毛、男性にとってはなんといっても包茎関連でしょう。俺的にはあんまり興味を持ったことがないのでダイエットの方はちょっと置いておくとして、包茎産業、これはホント、さんざん「医学的には仮性包茎でも、ちゃんと清潔にしてさえおけば全く問題がない」と言われているにも関わらず、いつまでたっても青年マンガ誌から「包茎ボーイはモテないゾ!」という包茎の人々にとっては非常に屈辱的なキャッチコピーでおなじみの上野形成美容外科の広告がなくならない所を見ると、相当需要があるんでしょうね。
その他にも「手術までするのはちょっと怖いし…」という人向けのライトな包茎矯正グッズ類も、相当色々ありますよね。昔懐かしの、パンツに空いた穴からチンポを出して、パンツで皮を引っ張ることによって包茎を直そうというヴィガー・パンツ。リップクリームというか、スティック糊みたいなヤツで剥いた状態のチン皮を接着、皮に癖をつけて包茎を直すドクターK&ピールマジック。リングみたいなヤツでチン皮を固定するストロングトータス、ムッキー(他にも色んな製品アリ)。あとは、メチャクチャSMっぽい臭いがするベルトみたいのでチン皮を固定するムキムキマンなんてのもありましたね。…まあどれもこれも通信販売特有の胡散臭さがプンプンしている品物の数々ですが、これまた雑誌の広告は載り続けてる所を見ると、ちゃんとコンスタントに売れてるんでしょうね。
基本的にこの手のグッズは「女のアソコが即ビショビショに!」のガラナ・チョコとか、「モテモテ&ラッキー過ぎて困っちゃう! 両手に美女&札束風呂」でお馴染みのラピス・ペンダントなんかと同じ「夢を買う」タイプの商品だと思ってるんで、広告で謳ってる程、実際の効果がなかったとしてもオッケーだとは思うんですよ。本当に深刻に包茎に悩んでるんだったら、手術しちゃえばいいんだし。ただ、この手のコンプレックス系商品の広告がムカツクのが、人の心の傷に塩塗り込むような謳い文句が多いじゃないですか。
「ホーケーなんて臭いし汚いし最低!」とか「デブは人間じゃない」なんて広告があっていいのか!? 包茎だったり、デブやハゲな事が深刻なコンプレックスになってる人がその手の商売を利用するのは別にいいんだけど、大して気にしてない人まで不安になっちゃうようなキャッチコピーはどうなんですか!? 別に仮性包茎なんて屁とも思ってないのに「エー! アナタ、そのままで放っておくつもり!? 最悪。それじゃ女にもモテないし、人としてもどうかと思いますよ」的な論調の広告を見せられちゃったら、なんかブルーな気持ちになるじゃないですか。
ちょっと前でいうと鼻のブツブツや黒ずみといった角栓が気になる人のための、毛穴すっきりシートみたいのが大ヒットしましたが、あんなもん今までは全然気にしてなかった人も多いと思うんですよ、でも「これからは角栓もケアしないと」とか言われちゃうと、急に気になっちゃうじゃん。ホント、ターゲットの購買層をけなせばけなすほど売り上げが伸びていくという広告は他にあんまりないでしょう。そんな広告に踊らされてたまるか !
投稿者 北村ヂン :
2003年11月24日 11:20 | トラックバック
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