一時は七冠王にまで登り詰めたものの、最近ではタイトルも大分失ってあんまり話も聞かなくなった羽生さん。なぜ今更羽生の話……という感もありますが、たまたま古本屋で「まんが羽生善治物語」を買ったもんでちょっと色々思い出してみました。
イヤー、俺的にはこの人、童貞ドリームを実現した男として尊敬に値する存在だと思っております。ま、将棋の世界のことは全然わかんないんでなんなんですが、基本的に中学高校の頃に将棋部だったヤツなんて、たとえどんなに将棋が強かったとしても、100%モテないタイプだったじゃないですか。そんな非モテ・ジャンルである将棋意外に取り柄のなかった羽生少年は、それでもあくまで自分が最も得意とするジャンルを突き進み、遂にはアイドルの嫁さんをゲットするというサクセスっぷりを発揮するわけですよ。これはスゴイ童貞ドリームですよ!
皆さんご存じでしょうが、見た目的にも童貞臭プンプンの超典型的なメガネくんで、モテ要素なんかゼロじゃないですか、羽生。そんな彼がアイドルと結婚できるんだから、スポーツだめ、ファッションセンスなし、体からは珍妙なニオイが漂っている、というヘレン・ケラー級の非モテ三重苦を背負ったボイズンガールズも、世を儚んで手首を切ったりすることはないってことですよ。だいたい、あまりにもモテない期間が長すぎると「BOOMを読んでファッションを勉強しよう」とか「やっぱスノボでも始めようかな」とか、ちょっとでもモテるために涙ぐましい努力を繰り広げたりしちゃうわけですが、今更中途半端にスポーツ、ファッションなんつ~正当派モテスキルを導入してモテメンズに対抗しようとしても基本的には無駄なんですよ。
そんな事するくらいなら、服を買う金、スノボをするカロリーを全てつぎ込んで自分の大好きなギャルゲーをやりまくったり、ガンダムのフィギュアを買いまくったりした方がまだチャンスはあると思いますよ。……だって羽生のサクセスを目の当たりにするまで、将棋で日本一強くなったらアイドルと結婚できる、なんて事があるなんて誰も思ってなかったでしょ。非モテ・ボイズンガールズ諸君よ! 我々の目指すべきはキムタクでも上戸彩でもない! 我々非モテの民は羽生善治を目指すしかないのだ!
んで、そんな我々の見習うべき童貞ドリーマー羽生さんの半生をまんがにしたのがこの「羽生善治物語」なんですが、まあ基本的には予想通りに、子どもの頃から将棋の才能を開花させ、プロの棋士の目にとまって……みたいな典型的なサクセスストーリーを描いているんですが、幼少の頃から一心不乱に将棋に打ち込んでいたにも関わらず、なぜか公文の時間になると夢中になって勉強に取り組み出したり、プロ棋士になって真っ先に公文式の先生の所に報告に行ったりと、「将棋界での立身出世」を描くためには必要のない描写がビミョーにちりばめられてるんですよ。極めつけはプロとしての大事な対局で、残り時間が少なくなってピンチに陥った羽生を見て新聞記者がつぶやくこの言葉……
「大丈夫さ、羽生くんは限られた時間の中で集中できる力を、(公文のおかげで)子どものころから身につけているんだ」
おかしいなぁ~と思って出版社名を見ると「くもん出版」……結局コレ、羽生善治物語とか言いながら、体の言い公文式勧誘漫画なんじゃんよ~!
投稿者 北村ヂン :
2003年06月17日 00:28 | トラックバック
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